やさしい盛岡人とのふれあいに癒やされる。レトロな街並みとグルメ満喫の岩手TRIP！

「どんどん、じゃんじゃん♪」リズムに乗って楽しくわんこそば体験

創業明治17年（1884）の直利庵で、岩手の郷土料理「わんこそば」普通コース3355円（上コース4158円）を食べましょう。2階はゆったりとしたお座敷になっていて、こちらで体験できます。最初に給仕さんから食べ方の説明があり、前掛けをしたら、いよいよ！わんこそばに挑戦です。給仕さんの「じゃんじゃん、どんどん♪」の掛け声に合わせてテンポよくそばがお椀に入れられます。

• なんでこんなスタイルでそばを食べるのか？気になり、聞いてみました。岩手の山村ではお祝い事など宴会の席の最後にそばを振る舞う「そば振る舞い」というしきたりがあるそうです。そこで、たくさんの人数分のそばを小さなお椀に分けて出したのが、わんこそばの始まりとの事でした。なるほど！納得です。
  
  

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種類豊富なヘルシーな小鉢も魅力的です

• 1杯食べると給仕さんがお椀にそばを入れてくれるので、どんどんとそばが進みます。
  
  

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ネギや海苔など薬味のほか、筋子、なめこおろし、茎ワカメなどが付くので、途中で味の変化を楽しむのも面白いです。お腹いっぱいになってきたら、給仕さんがそばを入れる前にお椀のふたを閉めて「ごちそうさま〜」。
直利庵では、わんこそばを何杯食べたかマッチ棒でカウントします。マッチ棒はおみやげに持ち帰れますよ。

レトロタウンの象徴はモダンな赤レンガ銀行

盛岡市内にはレトロな建物が点在し、建物歴史さんぽが楽しめます。そんなレトロタウンの象徴が、明治44年（1911）に建てられた、赤煉瓦作りに緑のドームをもつルネッサンス風建物の岩手銀行赤レンガ館です。東京駅を設計した辰野金吾のデザインで、平成24年（2012）までは銀行として実際に利用されていました。

復元された支配人室や金庫室で銀行の歴史を見学

建物内で一番広い場所が多目的ホールです。高い天井には豪華な装飾やレトロでモダンなシャンデリアが目を引きます。開館当時のままに復元された応接室や重役室、支店長室などをはじめ、岩手銀行として営業していた当時の資料も見ることができます。

天井からはレトロな照明が下がり、扉の上には見事な飾り彫りを見ることができます。旧支配人室では旧金庫室入口が臨めます。重厚な金庫は圧巻です。

建物は国の重要文化財にも指定されています。2階にはバーチャルシアターなどで岩手銀行の歴史を紹介しています。

2階から見た多目的ホールです。当時は事務室、営業室として銀行員がここで仕事をしていました。忙しそうに働く銀行員の姿が目に浮かびます。

• 赤煉瓦と大きなドームがまるで東京駅のようです。歴史ある建物なのに館内を自由に見て回れるのも魅力ですね。

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老舗せんべい店の季節限定味はチェック！

創業80年以来、南部せんべいを作り続けている昔ながらの煎餅店です。定番のごま、かぼちゃ、もりおか冷麺味のほか、季節限定のチョコレートなど、多彩なフレーバーの南部せんべいが揃っています。

1枚から購入できるので、いろいろな味を食べてみましょう。左からごま、かぼちゃ、もりおか冷麺味。

名水で作る甘酒は、古代米入りのまろやかでやさしい味わい

鉈屋町界隈は昔ながらの町家が多く残るノスタルジックな町並みが魅力です。その町並みの中にある、町家サロンピッピも明治期に建てられた商家を利用したレトロな喫茶店です。平成の名水100選にも選ばれた「青龍水」を使い、米と麹と水のみで作られた冷やし甘酒350円が名物です。コーヒー400円と一緒に味わいましょう。

趣のある棚には、パナマ民族手芸のモラなど色彩豊かな手芸作品が飾られています。オーナーである吉田さんご夫婦の温かい人柄に、毎日たくさんの人が訪れます。

人気の名水スイーツでほっこりティータイム

お抹茶セット650円は和菓子付きで鮮やかな抹茶が映える器も素敵です。お菓子は季節によって変わります。
黒豆入りのぜんざい350円は冬季限定のメニューです。すっきりとした甘さでほっこりと体も温まります。

町家の素敵な雛祭りと名水スポットへ

旧暦の時期に鉈屋町で開催される「盛岡町家　旧暦の雛祭り」。伝統的な雛人形が見学できます。

約40会場で旧暦の雛祭りごろまで、こんなかわいらしいお雛様が飾られています。町家で見る日本人形や手作りのつるし雛はとっても魅力的です。ピッピでは、2月中旬〜4月初旬まで飾っています。

• 盛岡三清水の一つ「大慈清水」にも行ってみましょう。こんこんと湧く清らかな水は、今も地域の人々の生活を支えています。水場は、上から順に飲料水、2番目が米とぎや野菜洗い、3番目が洗濯、4番目が足洗いに区分けされています。ひしゃくがあるので飲んでみましょう。
  

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ステイスタイルで選ぶとっておきのホテル

JR盛岡駅直結で抜群の利便性を誇る本館と、「すべてにおいて上質をめざす」をコンセプトにしたNEW WINGの２つの建物があります。ホテルの魅力のひとつでもあるのが多彩な料理が楽しめるレストランです。中国料理や日本料理をはじめ、フランス料理のダイニングのほか、ダイニングバーなど用途に応じて利用したいです。

なかでも最上階にあるカフェテラス「スカイメトロ」は、おすすめです。大きなガラス窓から岩手山の眺望を見ながら食事ができる、とっておきの特等席です。

本館は快眠にこだわった客室で翌朝までぐっすり

本館の客室は「快眠」にこだわった、シンプルで機能的なお部屋です。女性だけが利用できる専用のレディースルームとレディースゾーンがあるので、女性1人でも気軽に宿泊できます。※画像は「NEW WING」の客室です。

「NEW WING」には、広々としたツインや、スイートなどハイグレードな客室も備えています。観光やビジネスシーンに合わせて、客室を選べるのも魅力です。

南部鉄器をあしらった「NEW WING」のルームキー。ちょっとしたところにも岩手ならではのこだわりが詰まっています。

チャペルのあるティーラウンジではパティシエのデザートを

「NEW WING」１階にある「ティーラウンジクローバー」です。ホテルのパティシエが作る目にも美しいスイーツがいただけます。オリジナルロールケーキの「めとろおる」は、岩手県産「銀河のしずく」米粉と「銀河のちから」の小麦粉を使用した人気のケーキです。

• チャペルとしても利用されるティーラウンジ。大きなシャンデリアと吹き抜けの開放感、大理石の円柱がハイグレートな空間を演出しています。

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朝食ブッフェでは県産ブランド米「特Aひとめぼれ」を使用した薬膳中華粥や、天然酵母（桐生酵母）のブレッドや、名物盛岡冷麺などもいただけます。今回は洋食でセレクトしてみました。ヨーグルトもタマゴも濃厚でとっても美味しいです。

クラシック製法にこだわるブルワリーの地ビール

市街地から車で10分ほど、岩手県が誇るブルワリーがあります。ドイツ南部の街から100年以上前の仕込み室を船で運搬し、今もヨーロッパの伝統的な製法でマイスターがビール造りを行なっています。醸造場には直売所と見学ルームがあり、工場見学が楽しめます。

スタッフの説明でビール作りの過程も楽しく回れます！

見学ツアーは日曜日に2回開催されています。スタッフの丁寧で分かりやすい説明を聞きながら美味しいビールができるまでの「麦の粉砕」「仕込み」「発酵」「貯蔵」「瓶詰め」など製造工程を見学します。

まずは麦の種類の説明です。モルトやホップなど種類によって味も香りも違います。実際にビールの原材料にさわって香りなどを感じてみましょう。

「仕込み室」の中にある1908年製の銅製の仕込み窯です。今も現役で稼働していることに驚かされます。

「ろ過窯」についている蛇口からは、麦汁が出てきます。麦汁のでき具合などをここでチェックします。
「発酵」作業が終わったら巨大なタンクに「貯蔵」します。ここでゆっくり寝かして雑味からうま味へと、香り豊かなビールへと変わります。

製造工程を見た後は、試飲タイムへ。作り手のこだわりや愛情が込められたクラフトビールをいただきます。いつもとは違う伝統のおいしさを実感できます。

直売所ではビールのほか、ベアレングッズが並びます。Tシャツやタオル、おつまみも販売しています。100％チーズをこんがり焼き上げた「銀河の夜」はビールにとっても合いおすすめです。

老舗の盛岡冷麺を、駅ビルで気軽にいただきます

昭和40年(1965)創業の大同苑は、地元でも愛される焼肉と盛岡冷麺の店です。盛岡駅ビルフェザンおでんせ館１階にある支店では、大同苑伝統の盛岡冷麺が気軽に味わえます。

伝統の冷麺はあっさりとして喉ごしも抜群です！

盛岡冷麺はテグタンベースの赤、コムタンベースの白の2種類があります。麺は北海道産の馬鈴薯でんぷんと、小麦粉を独自の配合でブレンドしたこだわり。冷たい氷でしめた生麺は透明感があり、もちもちとしたコシとつるつるとした喉ごしがたまりません。盛岡冷麺と韓国海苔巻きのセットメニューも魅力です。

• 前沢牛といわて牛の牛骨などからとった澄んだスープもとても上品な味わいです。お好みでキムチやお酢を加えながら食べます。盛岡のソウルフードを堪能しましょう。
  
  

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名物メニューはクセになる美味しさ

盛岡城跡公園のお堀沿いにある昔ながらのスパゲティ屋さん。地元でよく知られる「ア・ラ・モンタン」は、トマトスープ仕立てのピリ辛スパゲティです。お好みでタバスコをかけていただきましょう。

ピリ辛トマトスープがクセになり、通うファンも多いそうです。食べてみて納得の味でした。

テーマパーク型工場で南部鉄器の魅力を発見！

岩手県の工芸品・南部鉄器の老舗メーカー、岩鋳が運営する体験型ギャラリーです。南部鉄器の歴史は、17世紀中頃、南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜を作らせたのが始まりと伝わります。その後、鉄瓶などの伝統工芸品から灰皿、インテリアなどさまざまな商品が作られるようになりました。

南部鉄器の職人さんの技を間近で見られます

工房では、鋳型を作るところから鋳込み、着色など職人さんの作業を間近に見ることができます。

電気炉で1400℃～1500℃に溶かされた鉄を「湯汲み」とよばれる柄杓で受け、鋳型に流し込みます。熱気に包まれ、迫力満点の作業風景です。

左は鋳型の製作風景です。鉄瓶の大きさに合わせて素焼きの型に「牛」という名前の道具で型を作って行きます。職人さんの技が光ります。
右は紋様捺しの作業です。挽き上げた胴型が乾かないうちに紋様を捺していく作業です。ひとつひとつの丁寧な作業で南部鉄器は生まれます。

オブジェみたいなオシャレな南部鉄器に感動

見学の後は、館内にある展示ギャラリーへ向かいましょう。ここでは、南部鉄器や盛岡の祭りを紹介するジオラマなどが展示されています。

ショップには南部鉄器の商品が揃い、伝統的な渋い色味のものや、モダンなデザインのものなどいろいろな作品が並びます。職人さんが丹精込めて作り上げた伝統工芸品を、日々の暮らしに取り入れてみたくなりました。

自然の恵みを安心して味わえる至福のカフェ

盛岡・岩手の小麦や牛乳など自然の恵みたっぷりの極上食材から作る、自家製スイーツとパンを提供しています。岩手県産小麦「ゆきちから」をブレンドした食パンやスコーンなどさまざまなパンが並び、美味しそうな香りでいっぱいです♪

パン屋さんこだわりのスイーツも見逃せません

店内には喫茶スペースもあり、早朝営業しているのでモーニングを目的に来るお客さんも多いそうです。それでは人気のスイーツをいただきます。

フレンチトーストは、カリッと焼きあがったフランスパンとベリーソースが絶妙！パン屋さんならではの完成度で幸せです。

食べると口の中でとろけるように消えてしまう、リコッタチーズのスフレパンケーキです。こだわりの生乳から作られた生クリームをたっぷり添えて。コーヒーや紅茶と一緒にいただきましょう。

化学肥料や農薬を使わない岩手の野草だけを食べて育った地元の山地酪農牛乳を使った銀河堂プリン。濃厚でまろやかな口あたりでおみやげにもおすすめです。

• 南部鉄器の急須で出されるお茶は最後までアツアツでいただけます。保温性は抜群です。
  
  

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