奥入瀬渓流
十和田八幡平国立公園を代表する景勝地
青森県と秋田県の両県にまたがる十和田湖。十和田湖から流出し、焼山まで約14km続く河川を奥入瀬渓流とよびます。初夏には周辺の木々が生い茂り、まるで緑のトンネルを歩いているようです。せせらぎを聞きながら散策路を歩き、水辺の散歩に出かけましょう。
今回は駐車場のある石ヶ戸を起点にスタートです。石ヶ戸には幅10m、厚さ1mの巨大な一枚岩がカツラの木にもたれかかるようにしてできた天然の岩の小屋があり、かつて女盗賊が住んで旅人を襲っていたという伝説が残ります。周辺では静かで穏やかな清流が見られます。
奥入瀬渓流のみどころの一つ「阿修羅の流れ」。その名の通り、木々の間を激しく流れ、水しぶきを上げる様は圧巻です。こちらはテレビやポスターなどでも紹介されるベストスポット。阿修羅の流れを前に、水彩画を描いたり、撮影する人で賑わっています。
ダイナミックな銚子大滝は一番のみどころ
銚子大滝は奥入瀬渓流本流にかかる随一の滝で、高さ7m、幅20m。流れ落ちる滝から多量の霧が発生し、木漏れ日があたることで、水と光が織り成す美しい光景が広がります。この滝があることで奥入瀬渓流を遡上してくる魚が十和田湖までたどりつけないため、「魚止めの滝」ともよばれているそう。
奥入瀬渓流は水量が安定しているため渓流と散策路がほぼ同じ高さにあり、苔むした岩や水を間近で見られるのが特徴です。いくつもの滝や巨岩など渓流のみどころをめぐり、ダイナミックな自然を満喫しましょう。
奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)
住所:青森県十和田市奥瀬
電話番号:0176-75-2425(十和田湖総合案内所)
料金:散策自由
時間:散策自由
奥入瀬モスボール工房
生命力あふれるこけ玉を通じて、奥入瀬の神秘の世界へ
奥入瀬モスボール工房は元プロレスラーの起田さんが作った「こけ玉」屋さん。モスボールとはmoss(こけ)ball(玉)のことで、奥入瀬に生育している苔・樹木・シダ類を参考にして、苔むした岩を「こけ玉」に見立て、「小さな奥入瀬」を表現しています。
工房では完成したこけ玉を展示販売するほか、こけ玉の手作り体験も行っています。スタッフの方が教えてくれるから小さなお子さんでも大丈夫。まずはブナ、シダ、カツラ、モミジなどからこけ玉にする苗木を選びましょう。
体験する際は緑のベレー帽をかぶり、自らこけ玉になった気分に♪苗木の根っこをミズゴケで包み、全体を丸く整えます。強すぎず、弱すぎず、ぎゅぎゅっと握って丸くしていきます。形ができたらミズゴケが剥がれないよう周りを糸で固定します。
シート状になった苔に水をふきかけ、やわらかくなったら苗木の根元に貼り付けていきます。さらに形を整え、ずいぶんこけ玉らしい姿になりました。
こけ玉に使われる苗木や苔はすべて契約農家さんから仕入れているそうです。苗木や苔にふれているうちに、だんだん愛着が増してきます。
こけ玉に目を付けたら、キュートなこけ玉の完成!自宅に持ち帰ったら、乾燥しないように霧吹きで水を与えましょう。ぱっちりお目目のこけ玉が、奥入瀬渓流の豊かな自然を思い出させてくれますよ。
ルーペを使って生命力あふれるミクロの世界へ
工房の一角には苔を観察できるスポットがあります。ルーペで拡大して見てみると、小さな苔がまるで木々や草原のように、生き生きとした姿であることがわかります。ハイゴケ、タマゴケ、スナゴケなど、森の中を歩くように、ミクロの世界を探索しましょう。
工房には奥入瀬ランプ工房を併設しています。こちらでは自家製ひょうたんに穴を開け、灯りで「小さな奥入瀬」を表現。ひょうたんランプの販売や、制作体験も受け付けています。
展示販売スペースでは、いろいろなこけ玉たちが待っています。商品を購入するだけでも大丈夫なので、気軽に訪れてみて。
奥入瀬モスボール工房(おいらせもすぼーるこうぼう)
住所:青森県十和田市法量焼山64-195
電話番号:080-2165-7454
料金:こけ玉作り体験は1人2000円〜(所要約30分)
時間:9時〜16時(体験は9時〜15時30分)
休み:冬季休業
司十和田バラ焼大衆食堂
十和田の家庭の味「十和田バラ焼き」で、バラ色の人生を!
「バラ焼き」とは牛または豚のバラ肉と大量のタマネギを醤油ベースの甘辛いタレで味を付け、鉄板の上で焼いた十和田市のご当地グルメ。戦後より庶民の味として広まり、市内には約80店舗の十和田バラ焼き提供店があるそうです。今回はご当地グルメでまちおこし団体「十和田バラ焼きゼミナール」の畑中さんに、おいしい食べ方を教わりました。
十和田バラ焼きは1人前豚肉800円、牛肉1000円。中央にタワーのように肉が盛られ、肉を囲むように玉ネギがたっぷり。玉ネギにしっかり火が通ってから肉を崩して焼き上げます。
強火で水分が飛ぶまで焼きますが、肉は焼きすぎないのがポイント。火を止めるとバラ焼きから湯気が立ち上り「なんで?」とびっくり。ちなみに畑中さんの個性的な衣装は「バラ焼き」→「ベルサイユのばら」をかけてフランス貴族風に。イベントなどでは、いつもの正装「タキシード姿」でバラ焼きをPRしているそうです。
牛バラ肉と甘辛いタレが絡み合い、香りが食欲をそそります。飴色の玉ネギがおいしそう♪
十和田バラ焼きランチ(牛肉)1200円なら、ご飯とスープ、漬物付き。甘辛いタレとご飯との相性が抜群!生卵や長芋、うどんなどトッピングも用意しているのでお好みでどうぞ。
十和田産の銘柄豚やニンニクなどサイドメニューも豊富
お店で2番人気の司ブタたん焼き900円。厚くカットされたタンを十和田産ニンニクと絶妙な塩加減で味付けし、コリコリとした食感がたまらない一品です。
ブタたん焼きは青森県の形をした取り皿でおしゃれに。飼料にニンニク粉を混ぜて飼育した十和田の銘柄豚「十和田ガーリックポーク」900円や、十和田産ネギ焼き350円などもおすすめです。
こちらは冬季限定のぼけなべ1人前1000円。十和田で栽培された「ぼけしらずねぎ」は、緑と白のコントラストが美しく、甘みが強いのが特徴です。豚肉や豆腐、ワンタンなどをトッピングしてお好みの鍋を楽しみましょう。
司十和田バラ焼大衆食堂(つかさとわだばらやきたいしゅうしょくどう)
住所:青森県十和田市稲生町15-41
電話番号:080-6059-8015
時間:11時〜14時30分、17時30分〜22時30分
休み:月曜(祝日の場合は翌日)、日曜はランチタイムのみ営業
十和田市現代美術館
広場や街まで繰り出した、現代アートを五感で楽しむ
チェ・ジョンファ《フラワー・ホース》
十和田市の官庁街通り全体を美術館に見立てる、まちづくりとアートが一体となったプロジェクト「Arts Towada」の中核施設として平成20年(2008)に開館。それぞれの展示室を「アートのための家」として独立配置し、作品にあわせた空間の中で草間彌生やロン・ミュエクなど世界で活躍するアーティストの作品を常設展示してます。
フラワー・ホースは、かつて「駒街道」とよばれた官庁街通りにつながる屋外スペースに展示されています。高さ5.5m、体は色とりどりの花で覆われ蹄はバラでできています。
インゲス・イデー《ゴースト》《アンノウン・マス》
芝生の上で散歩しながら、座っておしゃべりしながら、気軽にアートを鑑賞できるのがいいところ。後ろにふわりと浮いているのが《ゴースト》、二つの黒い目が見ている先には《アンノウン・マス》があり、どちらもベルリンのアーティスト集団インゲス・イデーの作品です。
驚きの写真が撮れるかも?アートの中に飛び込もう
ロン・ミュエク《スタンディング・ウーマン》
広い空間の中に一人たたずむ高さ4mもの女性像。洋服のひだや髪の毛の質感までとてもリアルに再現され、物憂げな表情で何かを見つめています。どこから見ても目が合わないから不思議。
レアンドロ・エルリッヒ《建物—ブエノスアイレス》
ブエノスアイレスの馴染みある建物で、重力に逆らうように自由にポーズをとれると話題の作品。45度の角度に設置された鏡の効果によって、現実ではありえない不思議な光景が広がります。
屋外展示作品を眺めながらティータイム
アートの世界を存分に堪能したら、館内にあるカフェ「cube」へ。白い四角い部屋で、青森・十和田ならではのフードやスイーツを楽しめます。青森スペシャルスイーツ700円は、『ふくだ菓子舗』のアップルパイにジェラートを添えて。
こちらはマシュマロホットチョコレート520円。ココアの中ではカフェのイメージキャラクター「cubeくん」がにっこり。
窓越しに屋外のアート作品を眺めながら、甘いものをいただけるとっておきの空間。とわだ短角牛とごぼうのビーフパイ、奥入瀬ガーリックポークとりんごのカレーなど、地元素材を使った健康的なメニューも提供しています。
ショップには美術館オリジナルグッズやデザイナーが手がけたグッズ、十和田の工芸品などがおしゃれにディスプレイされています。写真は左から草間彌生のキーリング各3520円、草間彌生デザインのオリジナルマグカップ2200円。
十和田市現代美術館(とわだしげんだいびじゅつかん)
住所:青森県十和田市西二番町10-9
電話番号:0176-20-1127
料金:入館1800円(企画展がない時期は1000円)
時間:9時〜17時
休み:月曜(祝日の場合は翌日)
JR東日本ホテルメッツ 八戸
八戸の海をイメージ、駅中にある快適空間
JR八戸駅東口側にある駅ビル「うみねこプラザ」は、八戸市図書情報センターなど、市の施設が集まる複合施設。4階にフロントがあり、最上階の8階まで客室になっています。
駅中ホテルなので、雨の日もスムーズにチェックイン。カードキーをもらって客室に向かいましょう。
ロビーでは八戸の伝統工芸品がお出迎え
ゆったりとしたロビーには八戸の郷土玩具である八幡馬や、南部裂織、南部鉄器などの工芸品が飾られ、ブナ製の木工品『BUNACO』のランプが下がります。インテリアは八戸の海をイメージさせるブルーを基調にしています。
ブルーのインテリアが印象的なツインルーム。ベッドは120㎝幅とゆとりのサイズで、日本ベッド製造社製の高密度ポケットコイルマットレスを使用しています。
窓辺にはレースのカーテンをあえて内側に設置し、八戸の海と波を演出しています。
お好みでトッピング、自分で作るお茶漬けが大人気♪
朝食は3階にある「いかめしや烹鱗」で、青森の食材を使用した和洋食のバイキングです。ひじきやサラダ、せんべい汁も食べ放題!イカと大根のワタ煮などイカ料理もありますよ。
おすすめは「お茶漬けコーナー」。「白だし」と「シジミだし」の2種類のだしと10種類ほどの具材があり、オリジナルのお茶漬けを作ることができます。梅や高菜など定番のものから、八戸名物「サバ缶」なども用意しています。
ご飯と一緒に卵焼きや切り干し大根、煮物、お味噌汁などまさにおふくろの味でほっとします。夜には新鮮な魚介たっぷりの海鮮丼や、いかめし、ほっけ焼きなど地酒と一緒に楽しめますよ。
JR東日本ホテルメッツ 八戸 (じぇいあーるひがしにほんほてる めっつはちのへ)
住所:青森県八戸市尻内町館田1-1
電話番号:0178-70-7700
チェックイン:15時
チェックアウト:11時
料金:公式サイトよりご確認ください
小川原湖カヤックラボ
初心者でも大丈夫、青森県最大の湖でカヤックに挑戦!
八戸から車で40分ほど、雄大な眺めが広がる小川原湖に到着します。小川原湖は面積63.20㎢、最大推進25mという青森県最大の湖。シジミやシラウオなどが獲れるため、「宝湖」ともよばれているそうです。
小川原湖カヤックラボではカヤックツアーやSUP体験に挑戦できます。カヤック体験なら初心者や子どもの参加も可能。小川原湖観光センター「レークピア」で受付を済ませたら、ライフジャケットを着て準備しましょう。
インストラクターの戸川さん。小川原湖のみならず、蕪島から種差海岸沿岸のエリアなど幅広いエリアをフィールドに、多彩なツアーを開催しています。
まずはライフジャケットを身につけて、陸上でパドルのレクチャーを受けます。パドルの向きを確認して、右、左、と基本の操作を教わります。小川原湖は遠浅なので「もしもカヤックが転覆してしまっても、慌てないでその場にいてくださいね」と安全講習も。
次は実際にカヤックに乗ってパドリングの練習です。手元を見ないようにして前を向き、腕の力だけで漕ぐのではなく、腰を使ってパドルを動かすのがポイント。
バランスをとりながらいよいよ湖上へ
カヤックに乗ったまま、いよいよ入水です。湖上でバランスを崩してひっくり返らないのかドキドキですが、ゆっくりパドルを漕いで進みます。
この日の小川原湖は波もなく思ったよりも穏やか。戸川さんのアドバイスを聞きながら、徐々にパドルの操作に慣れてきて、思う方向に進めるようになりました。カヤックが湖面に近いので、湖と空の間を浮いているような不思議な感覚です。
カヤック体験の後はツアーにも参加できる
カヤック体験を経験したら、本格的な「カヤックツアー」に参加することも可能です。小川原湖南にある『姉沼』まで、三沢米軍基地のプライベートビーチ前を通り、ジャングルのような水路を抜けて行く約2時間30分のとっておきのツアーです。
岸に上がるまでインストラクターの戸川さんが近くにいてくれるので、安心して体験できました♪「青森の自然を一人でも多くの人に体験してもらいたいですね」と語る戸川さん。小川原湖カヤックラボではSUP体験や、冬季のアイスカヤックなど自然を満喫できるプログラムを開催しています。
小川原湖カヤックラボ(おがわらこかやっくらぼ)
住所:青森県三沢市三沢淋代平116-2858
電話番号:080-6591-6586
料金:カヤック体験1人3500円(高校生以上)指導料・用具レンタル料・保険料・消費税込み
時間:9時〜17時(カヤック体験は10時〜、11時30分〜、13時30分〜、15時〜)
休み:5月〜10月開催(7月〜9月は毎日営業)
三沢航空科学館
見て、乗って、学べる!航空ファンの聖地へ
「大空」と「飛翔」をテーマに、青森県が世界で果たした航空の役割や、航空に関わる技術について楽しく学べる科学館。屋外には三沢市大空ひろばが広がり、三沢飛行場の景色とともに歴代の飛行機を観賞できます。
大空ひろばには実際に大空を飛び、活躍していた航空機を11機展示しています。航空機といっても活躍していた年代や役割はいろいろ。なかには搭乗体験や機内見学ができる機体もありますよ。
コックピットに搭乗してパイロット気分に♪
赤い機体のT-3は航空自衛隊のパイロットが初めて空を飛び、訓練を受ける初等練習機として活躍していたそうです。
F-104Jのコックピットにも座れます。F-104は航空自衛隊初の超音速戦闘機として230機がライセンス生産され、昭和38年から昭和61年まで任務(アラート待機)に就いていたそうです。当時、高度27.8km、速度2250km/hという世界記録を作りました。
青い機体はT-2(ブルーインパルス仕様)。昭和57年1月から平成7年12月まで航空自衛隊ブルーインパルス機として活躍し、三沢基地航空祭など各所で展示飛行を披露しました。それぞれの機体に解説版がありますが、日によっては元パイロットによるガイドも聞けるそうです。
体験型展示で飛んだり浮いたり、スリル満点の体験を
三沢市航空科学館は「航空ゾーン」「科学ゾーン」「宇宙ゾーン」の3つのゾーンで構成されています。航空ゾーンには三沢を離陸してアメリカまで、世界初の太平洋無着陸横断飛行に成功した「ミス・ビードル号」の実物大レプリカが展示されています。
航空ゾーンには歴史を彩るさまざまな航空機やドローンを展示しています。背景に写っているのは戦後初の国産輸送機YS-11で、客室内や車輪格納庫の内部を見学できます。
「科学ゾーン」では本格的な体験型展示が話題です。今回は「大空を飛ぼう」に挑戦!館内上部にはレールが設けられ、滑車に吊るされた状態で、約10mの高さから館内上部を滑走します。コース途中にアップダウンもあり、思った以上にスリリング!ほかにも「フライトシミュレータ」や、惑星の重力を体験できる「宇宙探査ミッション」などがあり、飛行や浮遊を体感できます。飛行機好きな大人も、宇宙を夢見る子どもも時間を忘れて夢中になれるスポットです。
青森県立三沢航空科学館(あおもりけんりつみさわこうくうかがくかん)
住所:青森県三沢市三沢北山158
電話番号:0176-50-7777
料金:入館510円
時間:9時〜17時
休み:月曜休館
道の駅みさわ くれ場ぱ〜く
アメリカのシェフ直伝!エアフォースバーガーを堪能
道の駅みさわのレストラン「くれ馬ぱ〜く」には、地元食材を使ったご当地グルメが豊富に揃っています。豚肉の希少部位を使ったパイカカレー800円や、小川原湖産シジミを使ったしじみラーメン830円(写真)など、三沢ならではのグルメをリーズナブルな価格でいただけます。
必ず味わいたいのが三沢のご当地バーガー、その名も「エアフォースバーガー」です。レストラン「くれ馬ぱ〜く」のシェフが米軍基地のアメリカ人シェフにアドバイスを受けて完成させたもので、パリッと両面焼いたバンズと肉厚なパテ、野菜とソースは食べる時にサンドしていただきます♪
採光たっぷりの窓辺でランチタイム。館内には観光案内所やみやげコーナーも併設しています。
スイーツもありますよ♪ごぼう茶ソフトクリームは日本有数の生産量を誇る三沢のごぼうを使用。ごぼう茶を丸ごと味わえるように挽きたてのごぼう茶を加え、つぶつぶとした食感を楽しめます。
一帯は乗馬やパターゴルフもできるレジャーパーク
道の駅みさわは斗南藩記念観光村の一角にあります。ここはかつて廣澤安任が明治5年に開いた日本初の近代洋式牧場の跡地。敷地内には地域の発展に尽くした人々を紹介する「先人記念館」や、馬とふれあえる「みさわホースパーク」、ゴーカート、パターゴルフ場などレジャー施設が盛りだくさん。食後にアウトドアを楽しむのもいいですね。
斗南藩記念観光村(となみはんきねんかんこうそん)
住所:青森県三沢市谷地頭4丁目298-652
電話番号:0176-59-3009
時間:9時〜17時(11月〜3月までは〜16時)
休み:月曜
道の駅みさわ くれ馬ぱ〜く(みちのえきみさわ くればぱ〜く)
住所:青森県三沢市谷地頭4丁目298-652
電話番号:0176-59-2711
時間:9時〜18時(11月〜3月までは〜17時))
休み:無休
蕪嶋神社
ウミネコが集うパワースポットで金運アップ
ウミネコの繁殖地として知られ、国の天然記念物にも指定されている蕪島にやってきました。種差海岸の最北に位置する蕪島はかつて離島でしたが、昭和17年、18年に旧日本海軍によって埋め立てが行われ、今では陸続きになっています。
毎年約3〜4万羽のウミネコが3月頃に飛来し、8月上旬には子育てを終えて島から旅立っていくそうです。蕪嶋神社の上空にはたくさんのウミネコが飛来し、参道脇の手すりにもウミネコがずらり。人間を見てもまったく動じることなく「ミャー、ミャー」と鳴き声が響きます。
蕪嶋神社は弁財天を祀り、財運や五穀豊穣などにご利益があると古くから信仰を集めてきました。蕪嶋神社の「蕪(かぶ)」と「株(かぶ)」が同じ読み方のため「株が上がる」「金運が上がる」というご利益も期待され、たくさんの参拝客が訪れます。
厳しい自然環境を生き抜くウミネコたち
ウミネコは4月ごろに産卵をはじめ、夫婦で交代で卵をあたため、約1カ月ほどでヒナが誕生します。境内ではヒナを世話する親鳥を見かけることができました。ほのぼのとした光景ですが、これから縄張り争いや兄弟争いによって、生きるための厳しい戦いが始まります。
5月には赤い鳥居の背景に菜の花が咲き乱れ、とても鮮やか。蕪島から芦毛崎展望台、大須賀海岸の砂浜を経て種差海岸まで「種差海岸遊歩道」が整備されています。種差海岸には500種類以上の山野草が自生し、季節ごとにハマナスやヤマツツジ、ニッコウキスゲなど色鮮やかな花を見ることができます。
蕪嶋神社(かぶしまじんじゃ)
住所:青森県八戸市鮫島鮫56-2
電話番号:0178-34-2730
料金:参拝無料
時間:8時45分〜17時20分(10〜3月は8時45分〜16時50分)
休み:無休
八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館
世界遺産にも登録!国内屈指の遺跡の謎に迫る
八戸港へと注ぐ新井田川沿いの台地に、縄文時代の遺跡が点在します。縄文時代前期・中期の一王寺遺跡、中期の堀田遺跡、晩期の中居遺跡の三つを総称して「是川石器時代遺跡」とよび、なんとその大きさは東京ドーム7個分!2021年には「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つとして世界遺産に登録されました。
遺跡に隣接する是川縄文館では、八戸市内の埋蔵文化財を収蔵・展示しています。導入部分である「縄文くらしシアター」では、中居遺跡の発掘調査から想定される植生や暮らしを紹介。常設展示室では中居遺跡出土の漆器や土器、風張1遺跡出土の土器や石器などを展示しています。
「縄文の謎」コーナーでは中居遺跡の調査成果について、遺跡を掘る、環境、くらしなど5つのテーマに沿って紹介。地層を立体的に再現した「発掘体験ステージ」では、パネルをみることで発掘をするように遺跡の情報を調べることができます。
是川縄文館のシンボル、祈りを捧げる合掌土偶と対面
「国宝展示室」では風張1遺跡から出土した『合掌土偶』1点のみを展示しています。座った状態で両手を膝の上に置き、正面で掌(てのひら)を合わせたポーズをとっていることから合掌土偶と称され、2009年7月に国宝に指定されました。
1階のミュージアムショップ&喫茶コーナー「これカフェ」では、国宝「合掌土偶」をデザインしたグッズや、オリジナルキャラクター「いのるん」のグッズを販売。喫茶コーナーでは縄文人が食べていたとされるドングリを麺に使った「縄文ラーメン」など軽食を楽しめます。
八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館 (はちのへしまいぞうぶんかざいせんたー これかわじょうもんかん)
住所:青森県八戸市是川横山1
電話番号:0178-38-9511
料金:観覧250円(7月15日〜9月3日は特別展料金300円。8月20日、11月3日は無料)
時間:9時〜17時(最終受付16時30分)
休み:月曜(祝日、振替休日の場合は開館)、年末年始※臨時休館あり
八食センター
市場で買った食材を炭火焼きで味わえる
創業30年以上、全長170mの敷地に約60店舗が並ぶ大型市場です。八戸市周辺の港で水揚げされたばかりの魚介類や、青果、生肉、乾物、お酒など、お店によってラインナップもさまざま。楽しく、リーズナブルに買い物できるスポットです。
館内の「七厘村」では購入した魚介や肉を、その場で炭火焼きで食べられます。いろいろなお店をめぐり「これおいしそう!」「焼いて食べられますか?」とお店のお姉さんに聞きながらお買い物。
今回は「福真」でまだ動いているホタテやハマグリ、サザエを購入。お姉さんの鮮やかな手捌きで、次々と下ごしらえされる様子は見事です。
バーベキューセット2人前3450円。ホタテ、サザエ、牡蠣、ホッキ貝のほか、巨大なエビ、透き通るようなアナゴも。
どれから食べる?焼き立ての海鮮をいただきま〜す
七厘村のカウンターで利用料(1人400円)を支払ったら、あとはセルフサービスで。炭火で焼き上げた魚介はプリプリでジューシー♪七厘村ではご飯や焼きおにぎり、せんべい汁、ドリンクなども購入できますよ。
こちらは「加賀商店」ののっけ丼。店頭には10種類ほどの魚介が並び、好きな具材を盛り付けて味わえます。この日はマグロやウニ、いくら、ボタンエビなど、こんなに豪華なのに2050円!鮮度はもちろん、コスパも最強なのです。
八食センター(はっしょくせんたー)
住所:青森県八戸市河原木神才22-2
電話番号:0178-28-9311
時間:市場棟は9時〜18時
休み:水曜
七厘村(しちりんむら)
住所:青森県八戸市河原木神才22-2
電話番号:0178-29-4451
料金:1人400円
時間:9時〜18時(受付は17時まで)
休み:水曜
八戸ポータルミュージアム はっち
新しい魅力を生み出し、八戸観光へと誘う玄関口
八戸市の中心街にある文化観光交流施設。八戸の魅力を凝縮した展示や、地元素材への想いから生まれたカフェやショップ、市民活動やアーティストの交流の場となるギャラリーやシアターなど多彩な施設を備えています。エントランスでは288頭の八幡馬が迎えてくれます。
1階の「はっちひろば」は3階まで吹抜けの空間で、イベントなどが行われる開放的なスペース。一角にある観光展示コーナーでは、南部裂織と南部菱刺しの歴史と技術を紹介していました。
機織り機を使って伝統の南部裂織に挑戦!
4階には地元作家の起業支援などを目的とした「ものづくりスタジオ」があり、木工おもちゃ、モザイクアート、南部裂織などの工房やショップが点在し、作家さんが創作活動を行っています。「伝統工芸ブース」では南部裂織などの制作体験ができるので、気軽にチャレンジしてみましょう。
南部裂織の制作体験500円〜では、機織り機にかかる縦糸に、着物や古布を裂いたカラフルな糸を織り込みます。約30分ほどできれいなコースターのできあがり。古い布がきれいなコースターに生まれ変わりました♪
八戸ポータルミュージアム はっち (はちのへぽーたるみゅーじあむ はっち)
住所:青森県八戸市三日町11-1
電話番号:0178-22-8228
料金:入館無料
時間:9時〜21時(伝統工芸体験ブースは10時〜16時)
休み:火曜(祝日の場合は翌日)
ユートリーおみやげショップ
新幹線に乗る前に、おみやげ選びはここで
JR八戸駅から連絡通路で直結しているユートリー(VISITはちのへ)は、みやげ店や体験施設、会議室、宿泊施設などを備える複合ビル。撮影日にはメインホールに豪華絢爛な八戸三社大祭の山車が展示されていました。
1階にある「おんであんせユートリーおみやげショップ」では、青森県内各地の特産品約2000点を販売しています。駅直結なので新幹線の待ち時間にちょっと買い物を‥という時でも大丈夫。店の一角には南部せんべいの実演コーナーもあります。
八戸市のゆるキャラ「いかずきんズ」は、イカの帽子をかぶったうみねこがモチーフ。大きなぬいぐるみは各2700円です。
イチ推しは珍味や缶詰。宝石みたいな琥珀糖も
お土産ランキング第1位は「なかよし」864円!八戸近海で獲れたイカでチーズをサンドした食べやすい珍味です。八戸漁港で水揚げされた「八戸前沖さばを」使った缶詰は水煮、味噌煮、味付けの3種類あり各540円。ほどよい味付けと旬のサバの旨みがたっぷりで、缶詰のクオリティを超えた一品。
「南部菱刺し琥珀糖 八戸きらり」1200円。真っ白な繭のようなケースを開けると、色とりどりの琥珀糖が現れます。伝統工芸「南部菱刺し」のひし形をモチーフにした琥珀糖は、シャリっとした口あたりで、リンゴ、あんず、ニンジン、桑茶など味わいもいろいろ。
入り口に「話題のおみやげ」コーナーがあるので、話題のおみやげはここでチェック。見えやすく買い物しやすいように、ディスプレイも工夫されています。日本でも数少ない地酒の試飲コーナーもありますよ。
おんであんせユートリーおみやげショップ (おんであんせゆーとりーおみやげしょっぷ)
住所:青森県八戸市一番町一丁目9-22
電話番号:0178-22-2227
時間:9時〜18時
休み:無休
JR東日本ホテルメッツ 八戸
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(盛岡ターミナルビル㈱)
JR東日本ホテルメッツ 八戸
東北新幹線八戸駅直結。青森県観光の玄関口として、また八戸エリアでのビジネスの拠点として快適なホテルライフをお約束します。
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