ホテルファミリーオ 佐渡相川
ホテルファミリーオ 佐渡相川
2日目の宿泊拠点であるホテルファミリーオ佐渡相川へ。新潟港から佐渡の両津港まではカーフェリーで2時間30分ほど。甲板に出ると視界すべてに青空と大海原が広がって爽快です。
カーフェリーに並走するように、たくさんのウミネコが飛来します。売店で販売している「かっぱえびせん」を差し出すと、ウミネコがすぐ近くまでやってきます。
全室オーシャンビュー!広々とした客室は快適
両津港から車を走らせること約1時間でホテルに到着!ツインルームは27〜33㎡とゆとりの広さ。フォーベットのファミリールームもあり、こちらは全室ミニキッチン付きです。客室には洗い場付きのバスルームがありますが、大浴場で温泉に浸かるのもいいですね。
館内にあるハウスレストランは、佐渡産品提供店(サドメシラン)認定のレストラン。朝食では佐渡産コシヒカリやイカの塩辛、自家菜園でとれた野菜など、佐渡の素材を使った和洋のメニューをビュッフェスタイルでいただきます。
朝食ではホテルの名物カレーも登場します。スタッフが丹精込めて煮込んだ昔ながらの味わい。
大きな窓の向こうには朝日にきらめく海を眺望できます。明るく開放感のあるレストランで、ゆったり食事を楽しみましょう。
芝生広場からは雄大な日本海が目の前に
ホテルの西側には海を眺める芝生が広がります。ハンモックの貸し出し(無料)も行っているので、お昼寝したり星空を眺めたり、自分時間を過ごしましょう。
日本海を望む国定公園内にあり、海と山の景色をひとりじめした気分に。日中も爽快ですが、夕日のシーンもまた絶景です。
海沿いには散策路も整備されているので、ちょっと早起きしてホテル周辺の散歩もおすすめ。ダイナミックな岩肌や、季節の草花に出会えます。
館内のいたるところに折り紙の花やトキが飾られ、ゲストの目を楽しませてくれます。ホテルスタッフが心を込めて折ったものだそうですよ。豊かな自然の景観と佐渡の食、スタッフの温かいおもてなしに、何度でも宿泊したくなるホテルです。
ホテルファミリーオ 佐渡相川
住所:新潟県佐渡市小川1267-1
電話番号:0259-75-1020
チェックイン:15時
チェックアウト:11時
料金:公式サイトよりご確認ください
重要なお知らせ:冬季期間は休業となります。詳しくはホテルにお問い合わせください。
尖閣湾揚島遊園
変化に富んだ断崖を船上から見上げる
尖閣湾の第5景「揚島峡湾」に位置し、尖閣湾レジャーの中心地。広大な敷地には展望台があり、断崖が連なるダイナミックな景色を一望できます。こちらでは海中透視船を運行し、湾内をめぐって海中の様子を楽しむことも。チケット売り場から船着場までは歩いて5〜6分ほど。透き通った海に浮かぶ遊覧船が見えてきましたよ。
海中透視船では尖閣湾の第2景の立雲峡湾から第5景の揚島峡湾まで、約15分ほどで周遊します。カモメやウミネコたちの歓迎を受けながら出発〜。
揚島展望台へと続く遊仙橋。昭和28年公開の松竹映画『きみの名は』の撮影地となったことから通称「まちこ橋」ともよばれています。周囲には激しい波浪に削られてできた断崖が見られます。
デッキにでると潮風が心地いい♪
魚たちが泳ぐ海中の世界に夢中
魚群を発見すると、船をとめてしばし海中の観賞会。ガラスの向こうに大小の魚たちが泳いでいます。
船上でエサをまくとたくさんの海鳥たちがやってきます。
カモメ?と思ったらウミネコでした。「ミャーオミャーオ」と鳴きながら、乗船の順番を待っているのでしょうか。
敷地内に立つ佐渡大崎灯台。近くにある遊仙橋を渡った先に揚島展望台があり、北欧のハルダンゲル峡湾を思わせる美しい尖閣湾のパノラマビューが広がります。
尖閣湾揚島遊園(せんかくわんあげしまゆうえん)
住所:新潟県佐渡市北秋1561
電話番号:0259-75-2311
料金:入園500円(海中遊覧船は1人1400円、入園料込み)
時間:8時30分〜17時(5月〜9月は〜17時30分、11月は〜16時30分)
休み:なし(12月〜2月は休園)
北沢浮遊選鉱場跡
緑に浸食された遺構はまさにラピュタの世界観
佐渡島は古来より「金の島」とよばれ、江戸時代には日本最大の金銀山として世界有数の産出量を誇りました。島内には400年以上にわたって採掘されてきた金銀山や、鉱山技術の変遷を伝える遺跡が数多く残されています。
北沢浮遊選鉱場は戦時下に建設されました。「浮遊選鉱法」という技術を金銀の採取に応用して、日本で初めて実用化に成功。1ヶ月で5万トン以上の鉱石が処理できることから「東洋一」とうたわれたそうです。
かつての繁栄を伝えるコンクリートの遺構。朽ちた柱や壁を緑の蔦や雑草が覆い、まるでラピュタ城のようだと近年話題に。
鉱山の近代化に貢献した施設が点在
神殿のような円形の建物は「シックナー」とよばれる施設です。直径50mと巨大な施設で、金銀の含有が少ない「泥鉱」を、鉱物と水とに分離・濃縮していました。
こちらは鋳造工場跡にぽつんとたたずむキューポラ。手前には鋳造工場の外壁の一部が見られます。
北沢浮遊選鉱場では4月下旬〜2月末までLED照明を使ったライトアップが行われています。色彩豊かなライトに照らされた幻想的な工場群もまた魅力的です。
北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)
住所:新潟県佐渡島市相川北沢町3-2
料金:無料
時間:見学自由
学校蔵Café
海を眺める旧校舎で出会う発酵食づくしのランチ
佐渡島の老舗酒蔵・尾畑酒造が旧西三川小学校の校舎をリノベーションし、二つ目の酒蔵として再生した「学校蔵」。その一角にある「学校蔵カフェ」では、佐渡の食材と麹や酒粕、酒米などを使ったランチやデザートを楽しめます。写真は酒米「五百万石」を使った学校蔵の酒米チキンカレー1000円。
週替わりのランチプレート1200円。清酒酵母を使ったカンパーニュ、塩麹ミートローフレモン麹ソース、夏野菜の麹マリネなど。酒造りの副産物を活用することで食品ロスの削減にも貢献。体にも環境にも優しいメニューです。
学校蔵の麹甘酒400円は学校蔵で作った米麹を使用し、砂糖不使用なので素朴な甘みを楽しめます。
青い空と海の絶景を眺める贅沢な場所
旧西三川小学校は「日本で一番夕日がきれいな小学校」と言われていた絶景スポットです。窓の外には一面の青い海が広がり、打ち寄せる波を眺めながらランチタイム。
入り口に掲げられている木製の看板にも夕日がデザインされています。
オール佐渡産の原材料を使い、学校蔵で仕込んだ純米吟醸酒「かなでる/KANADEL」をはじめ、地元生産者のジャムやはちみつなども販売しています。
2023年夏には旧図書室も一般開放されました。絵本や図鑑など多彩な分野の本があるので、大人も子どもも楽しめるのではないでしょうか。カフェに立ち寄った際はぜひ、図書室にも足を運んでみましょう。
学校蔵カフェ(がっこうくらかふぇ)
住所:新潟県佐渡市西三川1871
電話番号:090-4327-3614(営業時間内に限る)
時間:11時〜16時
たらい舟体験/矢島体験交流館
佐渡島島の名勝地で風流なたらい舟体験を
佐渡島の名物のひとつが「たらい舟」。明治時代からサザエやワカメ漁を行うために、安定して小回りがきくたらい舟を活用したのが始まりとされています。小木海岸のおだやかな入江に浮かぶ矢島・経島では、たらい船の体験を行っています。
舟に乗り込むときは「ひっくり返らないのかな?」とどきどきでしたが、おけさ笠をかぶった船頭さんが巧みに船を操ります。湾内は波もおだやかで心地よい揺れが楽しめます。
矢島と経島に架かる太鼓橋が見えます。矢島体験交流館のたらい舟は「海中透視たらい舟」なので、海中の様子も見られますよ。
船頭さんが「漕いでみますか?」というので、おそるおそる漕ぎ体験に挑戦!櫂(かい)を左右に動かしますが、なかなかうまく進みません。見かねて船頭さんがやさしく教えてくれました。
海底まで見えてしまう、信じられない透明度!
小木湾の海の透明度がわかりますか?エメラルドブルーの海の中に、岩礁や魚たちが見えています。
船頭さんが岩場でサザエを見つけてくれました♪船頭さんのなかには漁業権を取得している人もいるそうです。生きたままのサザエに大興奮!そっと海の中に戻してあげました。
昔ながらのおけさ笠と着物を身につけた船頭さんの姿が小木湾のおだやかな海にぴったり。たらい舟で10分ほど海上散歩を楽しんだら岸に戻ります。
矢島は良質な竹の産地として知られ、源頼政が怪物「ぬえ」を退治した時にここの矢を使ったという伝説が残ります。周辺には遊歩道が整備され、散策にも最適です。
チケットの裏に記念にスタンプを押しました。
矢島体験交流館(やじまたいけんこうりゅうかん)
住所:新潟県佐渡市小木365-1
電話番号:0259-86-2992
料金:たらい舟乗船料1人大人600円、小人400円
時間:8時〜17時(受付は16時30分まで)
休み:なし(11月〜3月は休み)
トキの森公園
特別天然記念物トキの保護と野生復帰に取り組む
トキはかつて日本全土で見られる鳥でしたが、狩猟や環境破壊のために激減。1952年には「特別天然記念物」、1960年には「国際保護鳥」に指定されました。その後日本のトキは絶滅してしまいましたが、中国から贈呈されたトキの人工繁殖と生育に成功し、毎年数十羽のトキを放鳥しているそうです。
トキの森公園はトキの歴史や生態を紹介し、トキに出会えるスポットです。「トキ資料展示館」ではトキの映像や音声資料、はく製、骨格標本などどが展示され、保護増殖についてわかりやすく解説しています。
園内ではのびのび暮らすトキの姿が
飼育ケージ内では自然に近い環境でトキの生態を観察できます。観察回廊ではガラス越しに採餌するトキが目の前に!池の中のドジョウをついばむ姿がこんなに近くで見られるなんて夢のよう。
佐渡島では放鳥したトキのモニタリング(追跡調査)を行うため、エサを与えない、繁殖期間に近づかないなど共生のルールがあります。また、トキの生態系を守るために佐渡島の田んぼでは農薬や化学肥料の使用を少なくするなど環境を整備。現在、島内では500羽以上のトキが暮らしているそうです。
トキの森公園(ときのもりこうえん)
住所:新潟県佐渡市新穂長畝383-2
電話番号:0259-22-4123
料金:協力金1人400円
時間:8時30分〜17時
休み:月曜(3月〜11月は無休)
《新潟編》
JR東日本新潟シティクリエイト㈱
スタッフ
JR東日本ホテルメッツ 新潟
フロントスタッフ
ホテルファミリーオ佐渡相川
ファミリーオ佐渡相川は、山と海が隣り合う大自然の中にある全室オーシャンビューのホテルです。お部屋からは日本海の雄大な景色が目の前に広がり、沈む夕日には心癒されゆるやかな時間をお過ごしいただけます。