遠野伝承園
遠野地方の農村集落で文化や信仰にふれる
遠野地方ではかつて「曲り家」という母屋と馬小屋がつながった家屋で、人と馬とが一つ屋根の下で暮らしていました。園内には遠野で第一号の国指定重要文化財「菊池家曲り家」をはじめ、工芸館、水車小屋など茅葺き屋根の建物が点在し、昔の農村集落の暮らしを再現しています。
農家の納屋を移築した「工芸館」では、地元の老人クラブの方々が伝承文化を伝えています。
今回は「裂織り」を体験します。「裂織り」は着物など古い布を裂いてひも状にし、横糸にして織り込む織物のこと。地元のお母さんがひとつひとつ丁寧に教えてくれます。
横糸を通してトントンと織り進めます。使う布によって色味やほつれ具合が違うため、ぼこぼことした手ざわりで素朴な仕上がりに。裂織り体験ではコースターを1枚作れます(体験料1000円、所要30分)。
館内には手作りの工芸品が飾られ、古布を再利用した吊るし雛もありました。
千体のオシラサマを祀る「願いの空間」
「菊池家曲り家」には日用品や農具などを展示し、昔の農家の暮らしを再現しています。ほの暗い廊下の先には「オシラ堂(御蚕神堂)」があり、6畳ほどの空間に隙間なく祀られた千体ものオシラサマは圧巻です!
東北地方に伝わる「オシラサマ」は、馬と人間の娘の悲恋の末に天に昇った神様。養蚕・農業・馬の神様・目の神様、女性の病気の神様として、さらによいことを伝える「オシラセ様」としても信仰されています。1枚100円の布を購入すれば、願い事を託すことができますよ。
園内には『遠野物語』の語り手であった「佐々木喜善記念館」や、湯殿(お風呂)や雪隠(トイレ)、つるべ井戸なども見られます。農村の傍に咲く季節の花もきれい。
受付にあたる「乗込長屋」には売店も併設し、カッパグッズが充実しています。麦わらでできた「カッパ帽子」1000円〜はいかが?
「乗込長屋」は1850年に建てられた農家の納屋を移築したもの。売店右奥には「ひっつみ」や「けいらん」など郷土料理を味わえる食事処も併設しています。
遠野伝承園 (とおのでんしょうえん)
住所:岩手県遠野市土淵町土淵6-5-1
電話:0198-62-8655
料金:大人330円
時間:9時〜17時(最終入場は16時30分、冬期は9時〜16時)
休み:1月・2月の火曜、12月31日、1月1日
カッパ淵
水辺で見かけたらチャンス!カッパの捕獲作戦を決行
常堅寺境内の裏に流れる「カッパ淵」にはカッパが棲み、人々を驚かしていたと伝えられています。カッパといえば馬を川に引きずりこむほどの怪力、そしてキュウリ好き。「カッパ捕獲許可証」1枚220円を購入して、カッパの捕獲作戦を決行しました。
※「カッパ捕獲許可証」は遠野伝承園や遠野駅前の「旅の蔵遠野」などで販売。
うっそうとした茂みに覆われ、今にもカッパが現れそうな雰囲気。看板には手書きで「カッパさんに引き込まれないように 特に美男美女の方注意」という文字が…。
「サイトでかっぱガイド」のQRコードを読み込むと、カッパ淵の紹介動画を見ることができます。
岸辺には2体のカッパ像があり、キュウリをお供えしてありました。カッパの後ろにある小さな祠では乳神を祀り、子を持つ女性のお乳が出るように願掛けすると叶うとされています。
釣り竿にきゅうりを結びつけてカッパを誘ってみる
近くにカッパ捕獲用の釣竿が並んでいたので、きゅうりを釣竿につけて挑戦!
カッパには懸賞金がかけられていて、カッパを連れて遠野テレビに行くと賞金1000万円をゲットできるのだそう。頭の皿の水を絶やさずに連れて行くのは大変そうです。
『遠野物語』にも描かれ、現代までいろいろな逸話を残してきたカッパ。さらさら流れる小川を眺めていると、ひょっこり姿を表しそうな気がします。
カッパ淵 (かっぱぶち)
住所:岩手県遠野市土淵町土淵
電話:0198-62-1333(遠野市観光協会)
料金:無料
時間:敷地内自由
休み:無休
じんぎすかんあんべ
旨みある羊肉を遠野流に味わう「遠野ジンギスカン」
創業70年以上、「遠野ジンギスカン」発祥の店。この店の初代が従軍中に旧満州で羊肉のおいしさを知り、帰国後、精肉店兼食堂を開業。昭和30年ごろから店頭にジンギスカンを提供するようになったのが「遠野ジンギスカン」の始まり。
写真は「あんべ食べ比べセット定食」200g2180円。
「あんべ食べ比べてセット定食」では、肉の部位を分かりやすく紹介。玉ねぎやピーマン、もやしなど野菜もたっぷり盛られています。
中火で鍋が温まったら縁に野菜をのせ、鍋の斜面に肉をのせて焼くのが基本です。「遠野ジンギスカン」は肉を焼いてから、三代にわたり受け継がれてきた秘伝のタレをつけていただきます。
羊肉を使ったサイドメニューもいろいろ
羊肉のなかでも特選マトンを使い、トマトや香辛料を効かせて作った「ジンギスカンカレーライス」980円。ショップではお持ち帰り用にレトルトの「極上旨辛じんぎすかんカリー」850円も販売しています。
ラム肉と野菜の黄金比で作った餡は、ひと口食べると肉汁があふれ出す「ラム餃子」480円。
焼肉店とは思えない、自然光が注ぐおしゃれな店内。
自家製スイーツも自慢です。チョコレート、ミルク、マンゴー、ストロベリーはシングル390円。羊乳チーズ「ペコリーノ・ロマーノ」を使ったペコリーノチーズも+60円で味わえますよ♪
じんぎすかんあんべ (じんぎすかんあんべ)
住所:岩手県遠野市早瀬町2-4-12
電話:0198-62-4077
時間:11時〜15時、17時〜20時(土・日曜は11時〜20時)、ショップは10時〜19時
休み:木曜
上閉伊酒造
遠野産ホップから作る、遠野発のクラフトビール
遠野市は国内随一のホップの生産地です。遠野市唯一の酒蔵「上閉伊酒造」では、遠野の大地で育った米とホップを使い、日本酒とクラフトビールを醸造しています。工場見学を行なっていると聞いて、さっそく出かけてみました(10月〜3月は酒の仕込み期間のため見学不可、見学は事前に要予約)。
入口の等身大パネルにもなっていた醸造士・坪井大亮さんが登場!作業中にも関わらず、笑顔で案内してくれました。
この工場では遠野産ホップ「IBUKI」と六角牛山の伏流水を使用したクラフトビール「遠野麦酒ZUMONA(ずもな)」を醸造しています。醸造士の坪井さんが試行錯誤した末に完成させた「ZUMONA」は国内で高く評価され、今では遠野を代表するクラフトビールになりました。
「仕込み室」上部にある麦芽粉砕装置では、麦芽を細かく粉砕して麦芽煮沸騰釜へと投入しています。順路沿いに「発酵・貯蔵室」「充填室」があり、ガラス越しに見学できます。
見学の後はお楽しみの試飲タイム。2023年に収穫した採れたてホップを使用した「遠野の華」、琥珀色でキレのよい「ゴールデンピルスナー」など作りたてのビールを飲み比べ。ビールの種類は訪れた日によって違うそうです。
遠野産の自然の恵みから生まれたクラフトビールを堪能。独特なホップの香りとかろやかな飲み口を楽しみましょう。
「遠野麦酒ZUMONA」は上伊閉酒造のオンラインショップや、市内の酒屋さんでも購入可能です。スタイリッシュな瓶での販売は今年で終了。2025年以降は缶販売になるそうですよ。
上閉伊酒造 (かみへいしゅぞう)
住所:岩手県遠野市青笹町糠前31-19-7
電話:0198-62-2002
料金:試飲される場合は有料となります
時間:9時〜17時
休み:土・日曜、祝日
卯子酉様
左手で結べたら恋愛が叶う♪遠野随一のパワースポット
大木の間にひっそりと佇む「卯子酉神社」は、恋愛成就の神様として知られ、地元では「ウネドリ様」とよばれています。『遠野物語拾遺』にも登場する歴史ある神社です。
境内に入るとまず目に入るのがおびただしい数の赤い布!木々の間や建物の内側にロープが渡され、願い事を書いた無数の布が下がります。
拝殿に掲げられているのは「水神社」「卯子酉」さらに白虎が描かれた扁額。
祠の前に置いてある赤い布を100円で受けて、サインペンで願いごとを書きましょう。
願い事を書いた布を木の枝やロープに結びつけます。ここで注意したいのは右手を使ってはいけないこと。左手だけを使って結ぶことができれば願いが叶うといわれています。恋愛成就を願って、ぜひ左手でチャレンジしてみてくださいね。
卯子酉様 (うねどりさま)
住所:岩手県遠野市下組町11
電話:0198-62-1333(遠野市観光協会)
時間:境内自由
休み:無休
ホテルフォルクローロ三陸釜石
三陸釜石の魅力を伝える「旅人の港」へようこそ
JR釜石駅に隣接し、釜石市街を一望する観光拠点。三陸の海と製鉄の歴史に支えられた釜石の文化を「旅人の港」という視点でとらえ、南仏・プロヴァンスをイメージさせるデザインを取り入れています。客室には全室シモンズ社製ベッド、加湿空気清浄機、Wi-Fiを完備。写真のファミリールームは最大4名まで宿泊できるゆとりの広さ!
客室はシングルやツインルーム(写真)のほか、洗濯乾燥機付きの「コーナーダブルルーム」、童話『銀河鉄道の夜』の世界観を体感できる「SL銀河ルーム」など特別仕様の部屋も用意しています。
最上階には展望露天風呂付き浴場があり、山並みや満天の星空を眺めながらリフレッシュできますよ。
リゾート感あふれるカフェレストランで朝食を
1階にある「カマイシテラス Cafe&Restaurant」は朝食からランチタイムまでさまざまなシーンで利用できます。
朝食はビュッフェスタイルでいただきます。和食メニューは炊きたてのご飯と味噌汁、焼き魚やフライ、煮物、温泉卵など盛りだくさん。
食パンやクロワッサン、白パンなどパンの種類も豊富です。朝は洋食!という方はヨーグルトやオムレツと一緒にどうぞ。
一番のおすすめは「三陸産のめかぶ」です。三陸で育った肉厚のめかぶは、ねばりが強く磯の香りがたまりません。
ブルータイルの壁には舵やオールなど海をイメージさせる装飾が。開放感のある空間で、さわやかな朝を迎えましょう。
1階のフロントではホテルスタッフがお迎えします。三陸釜石観光のおすすめスポットなど、わからないことがあったら相談してくださいね。
部屋によってはトレインビューの客室もあり、列車の走行音や汽笛の音が旅情を誘います。季節によっては地元の観光名所やイベントと連携した宿泊プランも登場するので要チェックです。
ホテルフォルクローロ三陸釜石 (ほてるふぉるくろーろさんりくかまいし)
住所:岩手県釜石市鈴子町22-4
電話:0193-38-5536
チェックイン:15時
チェックアウト:11時
料金:公式サイトよりご確認ください
釜石大観音
釜石港を見守る慈愛と平和の象徴、大観音の胎内をめぐる
大平町金崎半島の高台にそびえる「釜石大観音」は釜石のシンボル。昭和45年(1970)に建立された高さ48.5mの像で、両手に魚を抱いた魚藍観音像です。
釜石大観音の内部は12階建てになっていて、2階の拝殿にはご本尊を、3階には「三十三観音」、4階から13階には「千体観音」を祀り、胎内をめぐっていろいろな観音様を参拝できます。
3階のフロアでは仏像彫刻家の長谷川昂氏が楠の一木造り・鉈彫りという技法で表現した三十三観音を展示。
池の蓮華の上に座ることから名付けられた「蓮臥観音(れんがかんのん)」。観音様を童女の姿で表現し、おだやかな表情に癒やされます。
海抜120mの展望台からリアス式海岸を一望
11階と12階は「魚藍展望台」になっています。海抜120mにあり、あまりの高さに足がすくみそうに。晴れた日には釜石湾の向こうに馬田岬、尾崎半島まで見渡せるそうですよ。
釜石大観音の隣には売店「FUDARAKU(ふだらく)」と休憩スペースがあるので胎内巡りの後にちょっと休憩を。大きなガラスの向こうに釜石湾を望む快適なスペース。
売店ではお守りやご朱印帳、さらにオリジナルキャラクター「かのっち」のグッズを販売しています。来訪記念にかわいい「かのっちポストカード」各250円、「かのっちマスキングテープ」350円、「かのっち缶バッチ」150円はいかがですか?
釜石大観音 (かまいしだいいかんのん)
住所:岩手県釜石市大平町3-9-1
電話:0193-24-2125
料金:大人500円
時間:9時〜17時(季節により変動あり)
休み:無休
うのすまい・トモス
いつ起こるかわからない災害から命を守る術を学ぶ
釜石市は津波の常襲地で、東日本大震災では津波による甚大な被害を受けました。三陸鉄道鵜住居駅前にある「うのすまい・トモス」は、東日本大震災の記憶や教訓を将来に伝えるとともに、生きることの大切さを感じ、憩い親しめる場として造られた公共施設です。
写真は東日本大震災の犠牲者を慰霊、追悼する「釜石祈りのパーク」。
敷地内には「いのちをつなぐ未来館」「鵜の郷交流館」「釜石祈りのパーク」という3つの施設があります。最初に訪れた「いのちをつなぐ未来館」は震災の出来事や教訓を伝え、災害から命を守るための防災学習を目的としています。
展示室では東日本大震災で起こった悲劇や、その後行われた対策と教訓について紹介。
津波によって流され拾得されたラグビーボール。新日鐵釜石ラグビー部(当時)の選手のサインが見られます。
地震発生直後、市役所や消防署、警察すべてが被災するなかで人々が実際にどうやって命をつないだのかをパネルや映像で紹介。「いのちをつなぐ未来館」では震災を経験した語り部による館内での解説や、現地体験プログラムなども行なっています。
資料閲覧室では東日本大震災に関する書籍や資料、寄贈された写真などを収蔵し、自由に閲覧できます。
鵜住居や釜石のグルメや名産品も
「鵜の郷交流館」には食事処や飲食スペース、ショップなどがあり、釜石の魅力を伝えています。館内にある「野村商店」では、釜石の菓子、酒、ギフトなどご当地のみやげが勢揃い。
被災地三陸からオリジナルブランドの加工品を発信しようと考案された、国内産サバを使用した洋風缶詰「サヴァ缶」520円。新商品の「サヴァ缶のプレッツェル」250円も人気です。
手のひらサイズの「手巻き揚げかりんとう」500円は、白糖と黒糖の2種類。くるっと巻いた形がユニークで甘さ控えめ。
地元の藤勇醸造の「こいくちしょうゆ」108㎖170円。まろやかで醤油とは思えないほどの甘味と旨味が感じられます。小さいボトルでおみやげにぴったり。
敷地の一角にあるラグビーボール型のモニュメント。近くに広がる「祈りのパーク」には東日本大震災の津波高(海抜11m)を表すモニュメントや、東日本大震災慰霊碑があります。
日々の生活が当たり前ではないことを知り、大切な人を守るために何ができるのか。多くの教訓を学べる貴重な場所です。
うのすまい・トモス (うのすまい・ともす)
住所:岩手県釜石市鵜住居町4-901-2
電話:0193-27-5666(いのちをつなぐ未来館)
料金:入場無料
時間:9時〜18時
休み:水曜、年末年始
いのちをつなぐ未来館
時間:9時30分〜17時30分(11月〜2月は9時30分〜17時)
ヒカリ食堂
鮮度抜群!海鮮丼で三陸の海の幸を味わい尽くそう
釜石湾を一望する場所に立つ魚河岸テラス。2階には4つの飲食店があり、さわやかなオーシャンビューを眺めながら食事を楽しめます。地元の水産加工会社が手がける「ヒカリ食堂」では、新鮮な海鮮を使ったメニューが評判。「海鮮丼(昼)」2500円はマグロやサーモン、イカなど盛りだくさんで、味噌汁、小鉢付き。
「三種丼(昼)」1800円はご飯の上に地元山田湾の海に浮かぶ生簀で育った「山田サーモン」、スルメイカ、カニ、玉子がのった豪華版!
潮風を感じるテラス席はペット連れでも利用が可能です。
お米や野菜、調味料もすべて地元産の素材にこだわっています。すぐ目の前に海が広がる爽快な食事処で、釜石の海の幸を堪能しましょう。
ヒカリ食堂 (ひかりしょくどう)
住所:岩手県釜石市魚河岸3-3
電話:0193-27-7475
時間:11時30分〜14時、17時30分〜21時(日曜は11時30分〜14時)
休み:月曜、日曜の夜
屋台ラーメンかわしま
煮込みホルモンがたっぷり!バス屋台で食べる斬新なラーメン
海鮮丼もいいけれど、もう少し手軽にランチを食べたい時は、「屋台ラーメンかわしま」へ。昭和53年創業の川島精肉センターが新しい事業として移動食堂車のバスラーメンを設立。現在は国道285号沿いに停車して、こだわりのラーメンを販売しています。
名物の「ホルモンラーメン」850円は、やわらかいホルモンとチャーシューがのったちょっとピリ辛なラーメン。中太麺に濃厚なスープが絡みます。
バス前方にはカウンター席。バス後方は厨房になっていて、ご主人が注文を受けてから調理まですべて一人で行なっています。シンプルな「中華ラーメン」600円もおすすめ。
バスの中で食事ができるというだけでワクワクしませんか?ちょっと狭い、でもおいしい!釜石名物のバスラーメンをぜひ。
屋台ラーメンかわしま (やたいらーめんかわしま)
住所:岩手県釜石市松原町3-6-13
電話:0193-23-0656
時間:10時〜15時
休み:日曜、ほか不定休あり
道の駅釜石仙人峠
秋には特産の甲子柿も。釜石の自然の恵みを召し上がれ
釜石市の西の玄関口にあたり、甲子川沿いの自然に抱かれた道の駅。岩手県釜石甲子地区の特産「甲子柿(かっしがき)」をはじめ、釜石ならではの特産品を販売しています。
写真は「ほたておにぎり」150円(火〜金曜限定販売)。三陸わかめと大粒のほたてが入ったおにぎりで、祝日にはウニが入った「うにぎり」が味わえます。
店内には地元の野菜や海鮮の加工品、釜石産の酒類や菓子などさまざまなお土産がずらりと並んでいます。
食堂コーナーでは「釜石ラーメン」550円などラーメンの種類が豊富で、メニューにカロリーや塩分などを表示し「スープを残すと塩分の2/3がカットできます」と体を気遣っているのが好印象。藤勇醸造の醤油を加えた「釜石醤油ソフトクリーム」400円は、キャラメル風味でなめらかな口あたりでした。
道の駅釜石仙人峠 (みちのえきかまいしせんにんとうげ)
住所:岩手県釜石市甲子町7-155-4
電話:0193-27-8530
時間:9時〜18時(施設により異なる)
休み:12月31日、1月1日
釜石物産センター
「鉄と魚とラグビーの町」釜石ゆかりの品を手に入れよう
釜石駅に隣接する「釜石物産センター(シープラザ釜石)」の1階にある「かまいし特産店」では、多彩な釜石みやげが手に入ります。手に持っているのは釜石市の伝統芸能「虎舞(とらまい)」の虎頭。虎舞は「虎は一日に千里走って 千里帰る」ことから漁師の安全や火伏せを祈願して舞うようになったそうです。
自宅で楽しめる「釜石ラーメンの食べ比べセット」もまとめ買いに魅力的です。
かつて「北の鉄人」とよばれ、日本選手権で7連覇を達成した新日鐵釜石製鐵所ラグビー部がある釜石では、ラグビーにちなんだみやげがおすすめ。「釜石ラグビーパイつぶあんバター」5個740円は、三陸の塩を効かせた自家製パイです。
大正12年の創業以来、釜石で酒造りを行う浜千鳥。「浜千鳥本醸造」3本セット896円(1本180㎖264円)は三陸鉄道や釜石ラグビーのラベルがインパクト大。
釜石は鉄の連続生産に成功した「日本の近代製鉄発祥の地」でもあります。「釜石の橋野鉄鉱山クッキー」4個入り600円はココアチョコ、チーズ&ナッツなど4種類。
シープラザの館内には釜石観光案内所やカフェ、ショップが並び、イベントスペースの天井には大漁旗やラグビーにちなんだ装飾も見られます。
ひと足延ばして世界遺産登録された橋野鉄鉱山へ
時間に余裕があったら釜石駅から車で50分ほどの橋野鉄鉱山まで足を伸ばしてみましょう。「史跡橋野高炉跡」は安政年間に盛岡藩の大島高任によって建設された、現存日本最古の高炉跡。
高炉場跡とその南にある採掘場跡や運搬路跡を総称して「橋野鉄鉱山」とよび、2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界遺産に登録されました。
釜石物産センター (かまいしぶっさんせんたー)
住所:岩手県釜石市鈴子町22-1
電話:0193-31-1177
時間:9時〜19時
休み:第1・3・5火曜、12月31日、1月1日
橋野高炉跡(はしのこうろあと)
住所:岩手県釜石市橋野町第2地割15
電話:0193-27-7577(釜石市文化スポーツ部文化振興課)
料金:無料
時間:見学自由
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※本掲載データは、2024年7月現在のものです。掲載後料金、営業時間、定休日、メニュー等営業内容が変更になることや、臨時休業で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、お出かけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。なお、当サイトに掲載された内容による損害等は、弊社では補償いたしかねますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。
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※定休日は、各掲載施設店舗からの指定があった場合を除いて、原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウイーク・臨時休業を省略しています。
※掲載の利用時間は、特記以外原則として開店(館)~閉店(館)時間です。ラストオーダーや入店(館)時間は通常閉店(館)時刻の30分~1時間前ですのでご注意ください。
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