環境活動への取り組み
これまでLED化・設備のインバーター化・BEMSを活用した運用改善等によるエネルギー削減、中水利用や節水コマ・節水型シャワーヘッドの採用等による節水、生ごみのメタン化リサイクル等による廃棄物削減やバイオマス製品の採用等によるワンウェイプラスチック削減などに取り組んで参りました。
これまでの取り組みに加え、様々な環境負荷軽減活動を行いながら脱炭素社会・資源循環社会の実現を目指していきます。
- 「CO₂ゼロSTAY®」を日本ホテル㈱運営の11ホテルで導入
- SDGsの国際認証「サクラクオリティグリーン」4御衣黄ザクラ、日本ホテル㈱の運営11ホテルで取得
- 未来へつなぐ〈東京ステーションホテルの森〉始動
- 「木の循環」の視点を
- 楽しみながら参加できる森づくりチャリティー
- 使用済み石鹸をリサイクルして衛生環境向上へ貢献
- 廃棄物削減に向けた「BUBBLE MOUTHWASH」の採用
- ベッドリネン交換不要意思カードを宮崎県産杉による木製へ切替え
- プレゼンテーションメニュー用紙にバナナペーパーを採用
- 食品廃棄物由来の再生可能エネルギーをホテルで利用開始
- アメニティを環境に配慮した製品に変更しています
- アメニティステーションの導入
- 客室バスアメニティにポンプ式詰替えボトルを採用
- プラスチック製ストローの使用中止、素材変更
- 直営ベーカリーショップのレジ袋をバイオマス30%レジ袋に切替え
- 製氷機用プラスチックカップを紙製カップに切替え
- 食品廃棄物処理をメタン化リサイクルに切替え
- 節水や水の再利用等の取り組み
- BEMSの導入
- 各種設備のインバータ化
- LED化の推進
- JR自営電力の採用
- 脱炭素社会実現への取り組み
- 資源循環社会実現への取り組み
「CO₂ゼロSTAY®」を日本ホテル㈱運営の11ホテルで導入
日本ホテル株式会社では、宿泊時に発生するCO₂排出量を実質ゼロにする「CO₂ゼロSTAY®」を、2025年10月1日より新たに9ホテルで導入します。これにより、すでに実施している「東京ステーションホテル」および「ホテルメトロポリタン エドモント」とあわせ、計11ホテルでの展開となります。
「CO₂ゼロSTAY®」は、宿泊1名1泊あたり15kgとされるCO₂排出量(環境省排出原単位データベースより算出)を、再生可能エネルギーの拡大や森林保全活動に投資するカーボン・オフセットの仕組みを活用して埋め合わせる取り組みです。
お客さまはご宿泊するだけで、森林保全活動や再生可能エネルギーの拡大にご協力いただくことができ、サステナブルなご宿泊が可能となります。
CO₂ゼロSTAY®の仕組み(出展:株式会社JTBコミュニケーションデザイン[JCD])
| 導入ホテル | ・東京ステーションホテル ・メズム東京、オートグラフ コレクション ・メトロポリタンホテルズ9施設[池袋/エドモント(飯田橋)/丸の内/羽田/川崎/鎌倉/さいたま新都心/高崎/長野] |
|---|
SDGsの国際認証「サクラクオリティグリーン」4御衣黄ザクラを、日本ホテル㈱の運営11ホテルで取得
日本ホテル㈱が運営するホテル計11施設において、SDGsを実践する宿泊施設の国際認証「Sakura Quality An ESG Practice
(通称:サクラクオリティグリーン)」の「4御衣黄(ぎょいこう)ザクラ」の取得を完了いたしました。
2026年2月9日付で、新たに「メトロポリタンホテルズ」5施設(池袋、川崎、鎌倉、さいたま新都心、高崎)が認証を取得。
これにより、先行して認証を得ている施設と合わせ、日本ホテル㈱の運営する「東京ステーションホテル」「メズム東京、オートグラフ コレクション」
「メトロポリタンホテルズ(9施設)」の3ブランド計11ホテルにおいて、5段階評価の上から2番目となる高い評価を得ることができました。
今回の審査では、地域社会との関係構築、エネルギー利用の効率化、SDGs推進委員会を中心とした全社一丸での取り組みなどが高く評価されました。
今後も、地域の皆さまと連携しながら持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

「Sakura Quality An ESG Practice」は、米国GSTC(The Global Sustainable Tourism Council 、
持続可能な国際基準を策定・管理している団体)にその基準が承認された、宿泊施設向け日本発のESG 認証です。
認証プロセスでは、経験豊富な調査員による現地調査と、独立・中立の第三者審査を経て、日本的なSDGsに
徹底して取り組んでいると評価された施設に対して認証が提供されます。
認証取得ホテル
| 2024年9月取得 | ・メズム東京、オートグラフ コレクション |
|---|---|
| 2025年3月取得 | ・東京ステーションホテル ・ホテルメトロポリタン エドモント ・ホテルメトロポリタン 丸の内 ・ホテルメトロポリタン 羽田 ・ホテルメトロポリタン 長野 |
| 2026年2月取得 | ・ホテルメトロポリタン(池袋) ・ホテルメトロポリタン 川崎 ・ホテルメトロポリタン 鎌倉 ・ホテルメトロポリタン さいたま新都心 ・ホテルメトロポリタン 高崎 |
未来へつなぐ〈東京ステーションホテルの森〉始動
東京ステーションホテルでは、100年先の未来を見据え、一般社団法人more treesが展開している森林保全プログラム「企業の森」に参画し、岩手県大船渡市三陸町綾里熊之入(りょうりくまのいり)に「東京ステーションホテルの森」をつくります。 東北の復興・再生への想いも込めたこの取り組みは、2026年度から毎年1ヘクタールずつ植樹・育林を行い、次の世代へつながる森を育んでいきます。

「木の循環」の視点を
東京ステーションホテル内「バー オーク」で使用・販売しているコースターは、高級家具の製作過程で生まれる端材を使用。本来であれば使われずに終わる木材に新たな役割を与えることで、資源を無駄にしない循環が生まれています。木製品の需要を高めることも、森林保護・保全の観点から大切な取り組みであると考えています。

楽しみながら参加できる森づくりチャリティー
東京ステーションホテルでは、2015年からクリスマスシーズンに森を育てるチャリティー活動を実施しております。チャリティーの寄付返礼としてお渡ししているオリジナルオーナメントは、毎年デザインを変えていることからコレクションされている方も増えてきました。オーナメントの製作はホテル負担で行い、この活動でお預かりした寄付金は一般社団法人more treesへ全額寄付し、森林保全活動に役立てていただいています。2025年には601,079円の寄付が寄せられ、過去最高額を達成。これまでの寄付総額は300万円を超えました。

使用済み石鹸をリサイクルして衛生環境向上へ貢献
東京ステーションホテルでは、客室の使用済石鹸を集めてリサイクルする「Clean the World®」のプログラムへ参画しています。再生された石鹸や衛生製品は、公衆衛生が原因で疾病を患った人々や、災害・紛争に見舞われた地域へ寄付され、衛生環境向上に役立てられます。また今まで廃棄するしかなかった石鹸を捨てずに再利用することで循環型社会を目指します。

廃棄物削減に向けた「BUBBLE MOUTHWASH」の採用
メズム東京、オートグラフ コレクションでは、環境負荷低減のため、2026年3月末をもって全客室での使い捨て歯ブラシの常設提供を廃止いたしました。当ホテルでは年間約1トン(約52,750本)の歯ブラシを消費しており、本取り組みは廃棄物削減に大きく貢献するものです。現在は、ご宿泊の皆様に「マイ歯ブラシ」のご持参を推奨しております。また、新たな口腔ケアのスタンダードとして、全客室に導入済みである水不要の発泡タイプマウスウォッシュ『BUBBLE MOUTHWASH』を積極的にご案内しております。予約時や公式サイトでの事前告知を強化し、上質さとサステナビリティを両立する“サステナブルな滞在”を発信しております。
■「BUBBLE MOUTHWASH」について
「BUBBLE MOUTHWASH」は、水を使わずに使用できるため、環境にも配慮した新しい口腔ケアアイテムです。顆粒を口に含むと発泡作用で口内を洗浄し、そのまま飲み込むこともできます。インバウンドのお客さまからもご好評をいただいており、軽くてかさばらないお土産としてもお選びいただいています。

ベッドリネン交換不要意思カードを宮崎県産杉による木製へ切替え
ホテルメトロポリタン 川崎は、川崎SDGsゴールドパートナーに認証されており、サステナブルな活動の取り組みの一つとして、連泊でお泊りのお客さまには意思確認の上で2泊目以降のベッドリネン交換をせずに1泊目と同じリネンでのベッドメイクをしております。
お客さまの意思確認のツールとして利用してきたベッドリネン交換不要意思カードを、プラスチック製から木製に切替えます。
カードの木材は、川崎市が宮崎県と行政連携をしていること、宮崎県産杉は水にも強く腐りにくいという特徴があるため、長く使うにあたっての条件をクリアするとして採用に至りました。

ベッドリネン交換不要意思カード
プレゼンテーションメニュー用紙にバナナペーパーを採用
ホテルメトロポリタン 川崎「Terrace and Table」ではプレゼンテーションメニューの用紙にバナナペーパーを採用しております。アフリカザンビアで採れたオーガニックバナナの茎繊維と日本の和紙技術で造られたバナナペーパーで、フェアトレード製品です。
森を守り、生物多様性を守り、貧困を減らすなどサスティナブルな農業支援に役立っています。
食品廃棄物由来の再生可能エネルギーをホテルで利用開始
日本ホテル㈱のホテルで排出された食品廃棄物から生み出される再生可能エネルギーを、2024年4月より一部のホテルで利用開始しました。
本取り組みは、JR東日本グループで推進している「電力リサイクルループ」として、食品廃棄物の分別から再エネ発電までグループ全体で連携して取り組む活動の一環です。

JR東日本グループの電力リサイクルループ(イメージ)
アメニティを環境に配慮した製品に変更しています
日本ホテル㈱のホテルでは、2022年4月の「プラスチック資源循環促進法」施行に対応し、ワンウェイプラスチック製品の「ヘアブラシ、くし、かみそり、シャワーキャップ、マドラー」とレストランやショップ等でテイクアウト商品などに付与するワンウェイプラスチック製品の「フォーク、スプーン、ナイフ」の計 8 品目について、すべて代替素材に変更または廃止いたしました。
歯ブラシについても、地球環境に配慮した植物由来の「バイオマス」を原料に使用した製品に順次取り換えを進めています。

客室の歯ブラシ(イメージ)
アメニティステーションの導入
2017年よりJR東日本ホテルメッツ(日本ホテル(株)運営全ホテル)において「アメニティステーション」を導入しております。客室には最小限のアメニティを設置し、ロビーに設置した「アメニティステーション」からお客様にセルフサービス方式で必要なアメニティだけをピックアップして頂くことで、使い捨てプラステチックやごみの削減にご協力頂く取り組みです。
現在は、ホテルドリームゲート舞浜・ホテルドリームゲート舞浜アネックスも含めて27のホテルでアメニティステーションを導入しております。

アメニティステーション
客室バスアメニティにポンプ式詰替えボトルを採用
客室のバスアメニティについては、JR東日本ホテルメッツより順次ポンプ式詰替えボトルに変更しており、現在は東京ステーションホテルを除く全ての日本ホテル(株)運営ホテルで詰替えボトルを採用し、使い捨てプラスチックの削減に努めています。
また、メズム東京、オートグラフ コレクションではガラス製詰替えボトルを使用することにより、プラスチックの使用削減にも取り組んでいます。
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メズム東京、オートグラフ コレクション ポンプボトル
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JR東日本ホテルメッツ ポンプ式ボトル
プラスチック製ストローの使用中止、素材変更
日本ホテル(株)が運営する全てのホテルにおいて、2020年3月までに宴会場や直営レストランで使用していたプラスチック製ストローの紙製または生分解性プラスチック製ストローへの切替え、またはストローの使用を中止し、使い捨てプラスチックの削減に努めています。

直営ベーカリーショップのレジ袋をバイオマス30%レジ袋に切替え

ホテルメトロポリタンおよびホテルメトロポリタン エドモントの直営ベーカリーショップで使用していたプラスチック製レジ袋(2018年度使用実績 約7万5千枚)を2020年3月までにバイオマス30%の素材に切替えました。
製氷機用プラスチックカップを紙製カップに切替え
JR東日本ホテルメッツや東京ステーションホテルなどのホテルにおいて、宿泊のお客さまがご利用になる製氷機用のカップをプラスチック製から紙製に切替えることで、ワンウェイプラスチックの削減に努めています。
食品廃棄物処理をメタン化リサイクルに切替え
宴会場や直営レストランのある7ホテルにおいて、食品廃棄物の処理をメタン化リサイクルに切り変えることでリサイクル率の向上に努めています。
食品リサイクル法定期報告書において、日本ホテル(株)の2016年度の食品廃棄物のリサイクル率は約47%でしたが、2025年度のリサイクル率は約98.8%に向上しました。

節水や水の再利用等の取り組み
ホテル新築時や既存ホテルの設備更新の際には、客室内の浴室シャワーヘッドやトイレに節水型を採用、レストラン厨房では節水コマや泡沫水栓を導入するなど、節水に取り組んでいます。
また、一部のホテルでは、レストランや宴会場の厨房排水や雨水を再生処理する中水設備を設置し使用することで年間約56t(2025年度実績)の水道水の使用削減に役立てています。

BEMSの導入
BEMSとは、「ビル・エネルギー管理システム(Building Energy Management System)」の略称で、建物で消費されるエネルギーについて最適なエネルギー管理を目指すシステムです。
ICTを使ってエネルギー消費に関するデータの蓄積・分析を行い、快適なホテル環境を実現しながら効率的なエネルギー利用が可能となります。
日本ホテル(株)が運営する一部のホテルにおいてBEMSを導入しており、エネルギーの見える化により部門ごとに節電や省エネ対策を検討し、適切で効率的な設備の運転や設備改修を実施することでエネルギーの使用削減に活用しています。

各種設備のインバータ化
インバータとは電圧・電流・周波数をコントロールする装置のことです。空調換気設備やポンプ類などについて、ホテル新築時や設備更新時にはインバータ搭載の設備を採用して機器運転の細かい制御を可能にすることでエネルギーの使用削減に努めています。

LED化の推進
ホテル新築時や設備更新時には積極的にLED化を進めています。運営するホテル全体のLED化率は、2016年度の54%から2025年度には90%に増加し、9年間で新たに約142,700個のLED照明を導入致しました。

JR自営電力の採用

日本ホテル㈱が運営しているホテルの内19ホテルでCO2排出量が少なく環境負荷の低いJR自営電力(2024年度調整後排出係数0.421kg-CO2/kWh)を採用しています。
※参考:東京電力エナジーパートナー2024年度排出係数0.431kg-CO2/kWh
脱炭素社会実現への取り組み
JR東日本グループの「ゼロカーボン・チャレンジ2050」達成に向けグループ全体で取り組みを推進しており「毎年1%削減(原単位5年間平均)」「2050年度におけるCO2排出量『実質ゼロ』」を目標としています。

資源循環社会実現への取り組み
JR東日本グループの2030年度までの資源循環目標に向けて取り組みを進めています。
【グループ目標】
■ワンウェイプラスチック削減とワンウェイプラスチック容器包装等を再生可能素材へ切替え
■廃棄物の削減とリサイクル率の向上

